たったの3分、あなたの写真がうまくなるタテ構図とヨコ構図の選び方

タテ写真とヨコ写真の違いが分かれば写真のセンスが磨かれる

写真を撮る場合、たて位置で撮った方がいいのだろうか、あるいはよこ位置の方がいいのだろうかと悩んだことはありませんか?
せっかくのいい写真で縦か横かの選択で、その出来栄えや印象が大きく変わって来るので尚更ですよね。
じゃあどっちで撮影した方がいいのでしょうか?
今日お伝えする項目です。

  1. タテとヨコの違いで写真の印象が大きく変わる
  2. 雰囲気を表すのならヨコ写真、強調したいならタテ写真
  3. 迷ったらタテヨコ両方で撮る
  4. SNSでもFBとブログではタテヨコの使い分けが必要
  5. ストックフォトを目指すならばヨコ写真が有利
  6. まとめ

タテとヨコの違いで写真の印象が大きく変わる

まずは下の作例をご覧ください。
札幌の伏見稲荷の赤鳥居を撮ったものです。

タテとヨコでは何が違って来るでしょうか?

 

ここでは何が被写体の主題(テーマ)でしょうか?

鳥居?
それともサクラ?
その両方?

撮影者が以上のいずれかのテーマで写したとしても、ネット上で見る限り「タテ写真」は鳥居だけが強調され、「ヨコ写真」はどちらかというとサクラと鳥居を合わせた春の雰囲気が伝わってきます。
それはなぜなのでしょうか?

その答えは人間の目の並びにあります

ヨコ写真は「雰囲気、安心感、説明的」、タテ写真は「強調、臨場感、説得力」

ヨコ写真を見ると、安心感と安定感を覚えるのは、人間の目が横に並んで2つついているからだといわれています。人間の視界は横(ヨコ)に強く、縦(タテ)に弱いとも言われています。
だから人はタテで物事を捉えるというよりは、左右の広がり全体を捉えようとするようです。ヨコ写真(の風景)に安心感や安定感を覚えるのはそのためです。
逆にタテ位置の写真を見ると人は「臨場感」や「強調」を感じ取ってしまいます。人間の生理、見慣れた光景に大きく影響しているのです。
テレビや映画がヨコワイドになっているのもこうした理由ですし、カメラはもともとヨコ位置で撮影することを前提に作られていました。
ポイント①
ヨコ写真は、安心感、安定感、説明的、広がり、情緒的な表現に向いている。
タテ写真は、臨場感、説得力、強調、奥行き、迫力的な表現に向いている。
もう少し作例を見てみましょう。
花火です。

情緒的ですよね。
次にタテ。

迫力、臨場感がありますよね。
同じ花火でも違いますね。

次は人物で見てみましょう。

ほんわかした温かい人柄を感じさせます。
次にタテにすると。

人物が強調されて、ヨコとは違う印象が生まれてきます。

皆さんもお気づきかも知れませんが、人物写真では圧倒的にたて写真で撮られるのは、その人を際立たせる、つまりは強調させるためです。インタビュー写真にタテが多いのはそのためです。また雑誌の性格上、1ページに納めるためにタテで撮影しているという事情もあります。

ポイント②
人物撮影ではその人の雰囲気を表したい場合はヨコ、強調したい場合はタテが有効的です。

迷ったら両方撮影しておくと便利

タテヨコの正解はありません。慣れないうちは、どちらも撮影しておくと便利です。
プロの世界でも、タテとヨコで同じ場面を撮影するように修行時代から仕込まれます。

あとで写真を見返した時に、思わぬ発見があったりします。また、使う媒体によってはタテが効果的、ヨコが効果的という場面もあります。

SNSではタテ・ヨコ写真の使い分けが必要

「えっ?違いがあるの?」
そんな思いをしている人は多いと思います。
何が違うのかを説明する前に、先にお答えしましょう。

Facebook(フェイスブック)の場合はタテ写真、blog(ブログ)とtwitter(ツイッター)の場合はヨコ写真が効果的。

まずはFBから説明します。
次の二つを見比べてください。

まずはヨコ写真でアップした記事のスクリーンショットです。

次にタテ写真のスクリーンショットです。

FBは下にスクロースしながら投稿を見ていきます。タテ写真でアップした記事はモニター画面に概ね1写真表示される作りなために、写真が途中で切れてしまうということもなく、スッキリしています。写真全体が表示されるので、その写真の物語性がよく伝わります。

FBはスマホでタテ位置で見るように設計されているために、タテ写真が効果的なのです。
同じようにスマホを縦で見るのに、ツイッターは逆にヨコ写真が効果的です。

その理由は、ツイッターの場合、タテの写真は強制的にヨコ写真にリサイズされてしまうからです。

上記の同じスズランの写真。タテがヨコに表示され、全く別写真のような感じです。もちろんクリックするとタテ写真に表示されますが、パッと見た目で気に入ってもらえるかどうかの場合にはあまり効果的ではありませんね。

次にブログの場合はヨコ写真が効果的です。
その理由は、これまで本ブログを読み進めてもらい何か感じませんか?

そう、タテ写真はブログ記事を読む場合にとっても読みづらいのです。
本ブログでは、その意味を知ってもらうためにあえてタテ写真を取り入れているのでご容赦ください。

ポイント③

FBはタテ写真、ブログ・ツイッターはヨコ写真が効果的

ストックフォトの購入者はヨコ写真から探し始める

ストックフォトの大多数は、企業・個人のホームページ用に購入されます。

購入者の多くは、そのためにヨコ写真から探し始めます。
それはタテ写真だとブログにあまり適さないのと同じようにホームページで紹介する場合も同じようにたて長になりすぎて見栄えが悪くなるからです。

実際に以下のスクリーンショットは世界最大のストックフォトFOTOLIAのサイトです。
ご覧の通り圧倒的にヨコ写真が多いです。

ただ誤解しないでください。良い素材写真ならばタテ写真の需要もあります。

ポイント④

ストックフォトの場合は、ヨコ写真の方が売れやすい

まとめ

最後にポイントをもう一度、箇条書きにして記しておきます。

写真撮影の参考にしてください。

ヨコ写真は、安心感、安定感、説明的、広がり、情緒的。
タテ写真は、臨場感、説得力、強調、奥行き、迫力的。
人物撮影ではその人の雰囲気を表したい場合はヨコ、強調したい場合はタテが有効。
FB(フェイスブック)の場合はタテ写真、blog(ブログ)とtwitter(ツイッター)の場合はヨコ写真が効果的。
ストックフォトの場合は、ヨコ写真の方が売れやすい。

あっ、3分が近づいて来ました。

それではみなさん、さようなら。