モザイク時代

みなさん、こんにちは。

メディア事業部の野口隆史です。

過去の写真を整理していましたら、そういえばこのような写真を集めて写真展のようなものをやりたいなと思い、撮りためていた写真がいくつか出てきました。

それはテレビのニュース映像で、取材を受けている人の顔にボカシやモザイクが入れられているシーンです。

もともと僕は報道出身なので、ボカシやモザイクを入れる映像って如何なものかと思っているのですが、ここ数年、このような映像が顕著になってきているので、気になっていたのです。そこでニュースを見て、顔にボカシのかけられた場面が出てくるとテレビ画面を撮影していました。

ボカシやモザイクは絶対にダメだとは言いませんが、特にニュースでは信ぴょう性に関わってくるのではないかと危惧しています。

確かに取材者を説得して顔だしのオッケーを取るというのは大変です。また取材を受ける側もなるべくなら世間に知られたくないでしょう。配慮することは大事です。

ただ、最近は安易にボカシをかける前提で映像取材をしているのではないかと気がかりでなりません。

個人情報や肖像権ということもあり、最近ではソーシャルメディアに投稿されている写真にもモザイクやボカシがかけられているのもちょくちょく目にします。

今の人たちにはそれがデフォルトというかエチケットなのかもしれませんが、僕には違和感だらけです。今はネット社会の時代。昔は通じていたということが、通じなくなってきているのは確かかもしれません。

いよいよモザイク時代が来たのかと感じます。

こういった風潮が定着すると街角でのスケッチというのはしにくくなりますね。

肖像権がどういった場合に侵害されるのかなど、こちらを参考の一例にしてみてください。

【肖像権|人物の撮影→公表は肖像権侵害になる|差止・損害賠償請求】

https://www.osakaben.or.jp/web/radio/view.php?data=soudan_m31-20010210.txt

正直言って、僕もこれから街中のスケッチ撮影をした場合、どういった写真が良くて、どういった写真がダメ何かという肖像権の線引きに困ってしまいそうです。個人そのものを対象にした場合は、撮影後に話をして許可を得るというのはやりやすいでしょうけど、不特定多数の場合は許可を得るのはもう無理です。

だからといって、それを恐れるあまりにボカシやモザイクをかけた写真が溢れるというのもなんだかなあという気持ちです。