3分で分かる、光を知ると写真が変わる

写真はどうして写るのでしょうか?
それは光があるからです。
フィルムでもデジタルでも同じことです。逆にいえば、光がなければ写真は写りません。
それだからこそ、光の扱い方が重要となります。

光の扱い方次第で写真の出来栄えが違ってくるからです。

光には良い光も悪い光もありません。
光を、あなたの思い(伝えたいこと)と上手くかみ合わせることが大切となってきます。

でも、それって難しいことなんではないかと思っている方も多いかもしれませんね。
ご安心ください。そんなことは全然ありません。

本当です。光を知ればあなたの写真が変わります

皆さんは、こんな失敗経験がありませんか?

 

  • 雪を背景に人物(建物、木々など)を撮ったのに、暗く写った
  • 夜景を撮ったのに、明るくなりすぎた
  • 陰影がキレイだと思ったのに、コントラストがなくつまらなくなっていた
  • 花を撮ったけど、全く見た目との印象が違っていた etc,,,,,,,,,,,,

それは全て光を見極めなかったからです。

写るということと、表現することは全くの別物です。

つまり光を見極めるということは、写真表現の引き出しを作ることになり、誰もが驚くほどワンランク上の写真を撮ることができるようになります。

光を知るだけで、あなたの写真が変わります。

光は大きく分けて5種類

まず、光がどういう光で、どこからきているかを観察しましょう。ここでいう光とは光線のことです。
光線には逆光半逆光順光斜光、側光とあります。

このほかに、トップライトなどがありますが、ここでは覚える必要はありません。
まずは被写体に向かって、光がどこから射しているかを考えます。

この光を理解するだけであなたの写真はワンラックアップします。

順光は、見た目の色を再現するため鮮やか描写に

順光とは文字通り、被写体の正面を射す光のことです。満遍なく光が被写体に当たります。
海の青さや山の青さを順光で撮影するとくっきりと綺麗に色が再現されます。

側光は、立体感を生み出してメリハリある描写に

測光とは被写体の横から差す光のことをいいます。サイド光とも呼ばれています。
光が当たる反対側に強い影が出るのが特徴です。明暗の差が出ます。写真にメリハリがつき、被写体を立体的に浮かび上がらせることができます。

逆光は、輪郭を浮かび上がらせて柔らかな描写に

逆光とは被写体の後ろから差し込む光です。被写体の正面に影が出るのですが、ふわっとした柔らかい描写に向いています。それでいて被写体の輪郭を浮かび上がらせます。また透過光といって花びらが透き通り、味わいある色を再現してくれます。

半逆光は、立体感もあり柔らかく開放的な描写に

半逆光とは被写体のどちらか斜め後ろから差し込む光のことをいいます。逆光とは一味もふた味も違う雰囲気となります。被写体をはっきりと照らしながらも自然な影を作り出し、柔らかく開放的な表現に向いています。

斜光は、陰影で立体感もついて奥行きある描写に

斜光とは被写体のどちらか斜めから差し込む光です。側光と同じように陰影がつきやすく、被写体を立体感にして浮かび上がらせてくれます。

これだけ覚えればあなたの写真はワンランクアップ

光の特徴を説明しましたが、その特徴から撮影に向き不向きな被写体があります。ここでは向いている、つまり適しているシーンを3つにまとめますので、注意点とともに覚えていればあなたの写真は間違いなくワンランクアップします

順光は記録写真や風景、集合写真に向いている

とにかく色再現に優れた光です。ただし光が前面にまんべんなく当たっているために凹凸(陰影)が出ないので、のっぺりとした面白みのない写真になってしまう危険性がありますので、注意しましょう。

特に虹は順光でしか撮れない写真の代表です。

側光と斜光は風景、建物に向いている。側光も撮り方次第で格好良さを表現できる

側光と斜光の大きな違いは陰影の出方です。側光の方が陰影は強くつきます。斜めからの光か、真横からの光かの違いですが、いずれも立体的なものを表現するのに向いています。特に木立は山並みにはサイド光は陰影がついてダイナミックな写真となりやすいです。また空の色や海の色も順光と同じように綺麗に再現されやすいです。
陰影を強くしたい場合には露出補正が少し必要になってきます。露出(つまり光の取り込み)を抑えてあげることでよりメリハリがつきやすく印象的な写真になります。

側光はポートレートに一部適しているのですが、女性ならシワが目立ちやすくなるので、できれば避けましょう。男性の場合、どちらかの半分が暗くなるため格好良さを表現できます。

逆光と半逆光はポートレート、食べ物の撮影に向いている

 

写真を初めてすぐの方は、逆光は人物の撮影に向かないからNGと思ってますが実はそんなことはありません。
プロは逆光でポートレート撮影をしているのです。ふんわりとした印象にするだけでなく、輪郭から光が浮き出してくっきりとしてくれます。特に女性を逆光で撮影すると出来上がりに喜ばれます。

ただし、オート露出でそのままに撮影すると人物の顔は暗くなります。光を反射させるレフ板を使って顔に光を当てるように工夫するか、露出を+1から2に調整しながら人物の顔が適正の明るさになるように補正してあげてください。

また食べ物の撮影にも逆光か半逆光が効果的です。
特にInstagramやfacebookで投稿を考えて撮影する際には、できれば窓際に撮りたい食べ物を置いて写すようにしてあげると効果満点です。その際に同じようにレフ板を使うといいのですが、白い紙や持っているノートでも代用できます。
上のサンプル写真は某有名ホテルの朝食サンプルで撮影したものですが、朝の雰囲気を出すために露出を+(プラス)することによって明るいイメージにしています。

また違った雰囲気の風景写真にも適しています。
最上段の写真②点はいずれも逆光の風景写真です。
とにかく大事なのは光の特徴をつかんで、表現するということです。

まとめ

光の特徴をつかむことだけで写真が上達する。
光には大きく分けて順光、斜光、側光、逆光、半逆光がの5種類がある。
順光は、見た目の色を再現するため鮮やかな描写になるので風景や記録写真、集合写真に向いている。ただし凹凸がなくなるのでのっぺりした写真になりやす。
側光と斜光は、立体感を生み出してメリハリある描写になるので風景写真に向いている。人物にも一部適しているが影が強くなるので女性のポートレートには不向き、
逆光と半逆光は柔らかい雰囲気になりポートレート撮影に一番適している。また食べ物もつやつやとしたシズル感が出やすいので向いている。