国際平和巡礼(その2)

平和の巡礼期間中、お酒は厳禁。というよりアボリジニに敬意を払う意味もあって禁じられている。それはどこの先住民も同じように酒で骨抜きにされてきているからだ。現在でもアボリジニの人たちはアルコール問題が絶えない。長く差別されたため、低教育水準、失業、プライドの喪失など悪循環の結果として酒に溺れてしまっているのだ。

おかげで一緒に歩いている期間中、体調はすこぶり良好。

また期間中、新聞、テレビとは無縁の世界だった。巡礼団から抜け出て、新聞を見ると「自己責任」という文字の氾濫。テレビをつけても「自己責任」という言葉が飛び交っていた。一体、何が起こってしまったのだ、と一気に腹立ちモードに。なぜ、拉致された「被害者」を暖かく迎えないのだろうか。まるで彼らは犯罪者のような扱いではないか。国はうまく情報操作をやったな、としか思えない。情報操作された人間の「自己責任」を問いつめる姿は、あまりにも醜い。

せっかくいい気をもらいながらの平和の巡礼取材・撮影だったのだが、思いっきり「バカヤロー」と下品な言葉を吐かずにはいられない。