アメリカ、メキシコ

約3週間ちょっとアメリカ、メキシコを訪れた。その間にアメリカ大統領選挙があったのだが、アメリカ国民の選択はブッシュ再選。アメリカにはすでに浄化作用がなくなりつつある。国際協調をないがしろにし、一国単独主義をさらに推し進めていくのだろう。ブッシュは次の選挙を気にすることもないので、ある意味では「やりたい放題」できることになる。閣僚のパウエル国務長官も辞表を提出。これですでにブッシュ政権から再選後に立ち去る意向を示した閣僚は6人に及んだ。身内からも見限られているにもかかわらず、こうした政権を選んだ米国国民は自国にしか結局は関心がなく、世界の片隅の出来事に想像力をなくしているとしか思えない。
イラクのファルージャで連日激しい交戦を続け、街の占拠に意欲をしめし、アラファト亡き後の混迷を深めるパレスチナ問題になんの手も未だに打っていないアメリカ。パウエル辞任後のネオコンに支配された政権は対話ではなく力ずくで北朝鮮、イランに圧力をかけていくのだろうか。ベトナム戦争が泥沼化した時代に、アメリカの「良心」が米西海岸から芽生え始めたように、今回もどこかで産声をあげて欲しいとのぞみたい。