札幌市職員が使う不思議な日本語

札幌市職員が使う不思議な日本語

昨夜、札幌市役所幹部と飲む機会があった。司馬遼太郎の「街道をいく」にまつわる講演会がきっかけだった。
市職員が使う日本語に前々から疑問に思っていることがあったので、この際と思い質問してみた。その日本語とは「わが社」。なぜ、公務員が「わが社」というのだろうか。普段はこの使い方。一般の私企業の従業員が使うことば。といいつつも「わが社的発言」に私は少々、うんざりもしていたが。「わが社」と聞くと「お前が経営している会社か」と思っていた。

話はさておき、その幹部はこう答えてくれた。市職員が一人称(単)複数を使う場合はほとんどないという。多くても、「私たちは」が限度だそうだ。市というと市を代表したような言い方にもなり、責任をとりかねないことだってあるので避ける。職員が窓口にたつとき、市民は個人として見ずに、あくまでもいくつかある市の担当者でしかすぎない。そのために市職員は一人称の扱いに戸惑いがあるのだという。

あまりにも優等生的な答えで本質がわからなくなりかけた時、幹部の同僚が酔いにまかせてこう言ってきた。「あなたねえ、飲み屋に行って、札幌市役所職員だなんて、あまり知られたくないでしょう。だから『わが社』という言い方でごまかしているだけなんですよ。それだけのこと」

なるほど。でもどうして市職員とばれたくないんでしょうね。赤字財政、平均年収1000万の札幌市職員。官官接待もあり、税金で飲み食いもしましたよね。でも、もっと公僕としての自信を持ってくださいね。まさか、ほかの自治体でも「わが社」的な日本語を使っているのかしら。